三里塚のイカロス

スタッフ

代島治彦

映画作家、プロデューサー。
1958年埼玉県生まれ。早稲田大学政経学部卒。1994年9月から2003年4月までミニシアター「BOX東中野」を経営。多数の映画・テレビ番組を製作・演出。2007年より映画美学校講師を務める。映画作品に劇映画『パイナップル・ツアーズ』(1992年 / 製作)、『まなざしの旅 土本典昭と大津幸四郎』(2010年 / 監督・編集)、『オロ』(2012年 / 製作・編集)など。映像作品に『日本のアウトサイダーアート』(全10巻、紀伊國屋書店)などがある。製作・監督・編集を担当した長編ドキュメンタリ−映画『三里塚に生きる』(大津幸四郎と共同監督)を2014年に公開した。編著書としては『森達也の夜の映画学校』(現代書館)、『ミニシアター巡礼』(大月書店)がある。2017年4月から音楽ドキュメンタリー『まるでいつもの夜みたいに〜高田渡 東京ラストライブ〜』を公開中。

加藤孝信

1989年より小川プロダクションに参加。1992年の小川プロの解散に伴い、以降フリーで活動。フリーになって以降のドキュメンタリー撮影作品に『Kidnapped!』(2005年 / 豪 / メリッサ・リー監督)、『映画は生きものの記録である 土本典昭の仕事』(2006年 / 藤原敏史監督)、『Bolinao 52』(2007年 / 米 / デュク・ニューエン監督)、『日々の呟き』(2009年 / 仏 / ジル・シオネ、マリー=フランシーヌ・ル・ジャリュ監督)、『無人地帯』(2012年 / 藤原敏史監督)、『石川文洋を旅する』(2014年 / 大宮浩一監督)、『沖縄 うりずんの雨』(2015年 / ジャン・ユンカーマン監督)、『筑波海軍航空隊』(2015年 / 若月治監督)など。『小森生活向上クラブ』(2008年 / 片嶋一貴監督)、『お元気ですか?』(2016年 / 室賀厚監督)、『キリマンジャロは遠く』(2016年 / 柏原寛司監督)など劇映画作品も多数手がける。

大友良英

ギタリスト、ターンテーブル奏者、作曲家、プロデューサー。
1959年横浜市生まれ。十代を福島で過ごす。常に同時進行かつインディペンデントに即興音楽やノイズ的な作品からポップスに至るまで多種多様な音楽を作り続け、その活動範囲は世界中に及ぶ。映画音楽家としても数多くの映像作品の音楽を手がけ、その数は70作品を超える。2012年、プロジェクトFUKUSHIMA!の活動で芸術選奨文部科学大臣賞芸術振興部門を受賞。2013年には『あまちゃん』の音楽他多岐にわたる活動で東京ドラマアワード特別賞、レコード大賞作曲賞他数多くの賞を受賞している。2015年、札幌国際芸術祭2017のゲストディレクターに就任。

北井一夫

写真家。
1944年中国鞍山生まれ。日本大学芸術学部写真学科中退。1968年夏、日大全共闘占拠中の大学内に潜り込み、闘争そのものではなく、バリケードの中の学生の生活を撮る。1969年1月、成田空港建設反対闘争が行われていた三里塚へ行く。その後、3年間撮影を続け、写真集『三里塚』で日本写真家協会新人賞を受賞。1974年からアサヒグラフに日本の辺境の村を訪ねるシリーズ「村へ」を連載。写真集『村へ』で第一回木村伊兵衛写真賞受賞。主な写真集に『三里塚』『村へ』『新世界物語』『フナバシストーリー』『ドイツ表現派1920年代の旅』『1970年代NIPPON』『Walking with Leica1,2,3』『過激派』『道』『流れ雲旅』など。

下田昌克

イラストレーター。
1967年兵庫県生まれ。1994年から1996年まで世界を旅行。現地で出会った人々のポートレイトを描く。この旅の絵と日記をまとめた『PRIVATE WORLD』をはじめ、『ヒマラヤの下インドの上』など著書多数。現在東京新聞、週刊文春と連載も多い。最近はキャンバスの布をミシンで縫合した巨大な恐竜の被り物を制作。2015年に詩人・谷川俊太郎と書籍『恐竜人間』を出版し、恐竜の被り物を展示する「大恐竜人間博」をパルコミュージアムで開催した。