Cast

フランス側の人物

レオ=ポール・サルマン
(ギィ・モケ)

1994年生まれ。撮影当時は17歳。子役としてデビューし、数々のドラマ、映画で活躍。最近作にリュック・ベッソン監督の『マラヴィータ』。本作の演技でベアリッツ国際映像祭最優秀男優賞を受賞。

ヴィクトワール・デュボワ
(オデット・ネリス)

舞台出身の若手女優。最新作はガイ・マディン監督の『Spiritismes』(14)。

マルク・バルベ
(ジャン=ピエール・タンボー)

1961年生まれ。舞台、映画、テレビで活躍。近年の主な映画出演作に、『最後のマイ・ウェイ』(12)、『ナンネル・モーツァルト 哀しみの旅路』(10)、『愛について、ある土曜日の面会室』(09)、『ランジェ公爵夫人』(07)、『エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜』(07)など。小川洋子の同名原作を映画化した『薬指の標本』(05)では標本技術士を演じている。

ジャン=ピエール・ダルッサン
(モヨン神父)

1953年12月4日生まれ。70年代後半から活動を始め、味わい深い演技で今やフランス映画界に欠かせない名優のひとりとなる。ロベール・ゲディギャン監督作の常連で『マルセイユの恋』(96)でセザール賞助演男優賞にノミネート、その他『幼なじみ』(98)『キリマンジャロの雪』(11)にも出演。セドリック・クラピッシュ監督の『家族の気分』(96)ではセザール賞助演男優賞に輝く。その他の主な出演作に『サン・ジャックへの道』(05)、『画家と庭師とカンパーニュ』(07)、『ル・アーヴルの靴みがき』(11)など。

アリエル・ドンバール
(カミーユ)

コンセルヴァトワールで歌とダンスを学び、歌手としても活躍。映画では、エリック・ロメールの『海辺のポーリーヌ』(83)が印象深い。93年、哲学者・作家のベルナール=アンリ・レヴィと結婚。2000年に入ってからは歌手活動に比重を置き、近年はクラシックとラテンのアルバムを交互にリリースしている。2007年にレジオンドヌールを受章。母方の祖父はド・ゴールと親しかったという。

ドイツ側の人物

ウルリッヒ・マテス
(エルンスト・ユンガー)

1959年、ベルリン生まれ。80年代からクレーフェルト、デュッセルドルフ、ミュンヘン、ベルリンなどの劇場で活躍し、ドイツ劇界の名優のひとりとなる。95年からは映画にも出演。『ヒトラー 〜最期の12日間〜』(04)でナチスの最高幹部のひとりであるゲッベルスを演じ、映画界からも注目された。

ハラルド・シュロット
(ハンス・シュパイデル大佐)

シェークスピアを中心に舞台で活躍するオーストリアの実力派俳優。シュレンドルフ監督の『リタの伝説』(00)で映画デビュー。その他の映画出演作にハル・ハートリー監督の『Fay Grim』(06)など。

アンドレ・ユング
(オットー・フォン・シュテュルプナーゲル将軍)

ルクセンブルグ出身。ドイツの劇界で高く評価される俳優。2000年のハンブルグ男優賞はじめ受賞も多い。映画への出演は、『ひとすじの温もり』(02)など。

トマシュ・アーノルド
(駐仏ドイツ大使オットー・アベッツ)

ドイツ映画・テレビ界で多彩に活躍。主な映画の出演作に『善き人のためのソナタ』(06)『戦火の馬』(11)にも出演している。シュレンドルフ監督作品には、『リタの伝説』(00)に初出演、新作『DIPLOMACY』(14)にも出演。

ヤコブ・マッチェンツ
(ドイツ兵 ハインリヒ・オットー)

1984年、ベルリン生まれ。若くして主演作が続く期待の俳優。2005年の『Das Lächeln der Tiefseefische(深海魚の笑顔)』の主演で高く評価され、2007年の主演作『An die Grenze(国境で)』ではドイツ・アカデミー賞の特別賞を受賞。ほかに『Drei Zimmer / Küche / Bad (3つの部屋)』(12)や『THE WAVE ウェイヴ』(08)など。