
1944年、フランス、パリ生まれ。1959年に公開されたフランソワ・トリュフォー監督の『大人は判ってくれない』の主役のアントワーヌ少年を演じて以降、トリュフォーの“分身”として映画に出演し、「アントワーヌ・ドワネル・シリーズ」と呼ばれる一連の作品に出演。その他にもジャン=リュック・ゴダール、ジャック・リヴェットなどヌーヴェルヴァーグの監督たちの様々な作品に多数出演。ヌーヴェルヴァーグを代表する俳優となった。近年には、ツァイ・ミンリャン監督『ふたつの時、ふたりの時間』(01)、アキ・カウリスマキ監督『ル・アーヴルの靴みがき』(11)など世界中の映画監督からオファーが絶えない伝説的な俳優となる。
| 1959 | 『大人は判ってくれない』フランソワ・トリュフォー |
|---|---|
| 1960 | 『オルフェの遺言ー私に何故と問い給うなー』 ジャン・コクトー |
| 1962 | 「アントワーヌとコレット」 (オムニバス『二十歳の恋』の一篇) フランソワ・トリュフォー |
| 1966 | 『男性・女性』ジャン=リュック・ゴダール |
| 1967 | 『サンタクロースの眼は青い』ジャン・ユスターシュ 『中国女』ジャン=リュック・ゴダール 『出発』イエジー・スコリモフスキ 『ウイークエンド』ジャン=リュック・ゴダール |
| 1968 | 『夜霧の恋人たち』フランソワ・トリュフォー |
| 1969 | 『豚小屋』ピエル・パオロ・パゾリーニ |
| 1970 | 『家庭』フランソワ・トリュフォー |
| 1971 | 「アウト・ワン 我に触れるな」ジャック・リヴェット 『恋のエチュード』フランソワ・トリュフォー |
| 1972 | 『ラストタンゴ・イン・パリ』ベルナルド・ベルトルッチ |
| 1973 | 『アメリカの夜』フランソワ・トリュフォー 『ママと娼婦』ジャン・ユスターシュ |
| 1979 | 『逃げ去る恋』フランソワ・トリュフォー |
| 1985 | 『ゴダールの探偵』ジャン=リュック・ゴダール |
|---|---|
| 1986 | 『肉体と財産』ブノワ・ジャコ |
| 1988 | 『アニエスv.によるジェーンb.』アニエス・ヴァルダ |
| 1988 | 『バンカー・パレス・ホテル』エンキ・ビラル |
| 1990 | 『コントラクト・キラー』アキ・カウリスマキ |
| 1993 | 『愛の誕生』フィリップ・ガレル |
| 1996 | 『私の男』ベルトラン・ブリエ 『イルマ・ヴェップ』オリヴィエ・アサイヤス |
| 1997 | 『男と女と男』リュカ・ベルボー |
| 2000 | 『趣味の問題』ベルナール・ラップ |
| 2001 | 『ふたつの時、ふたりの時間』ツァイ・ミンリャン |
| 2003 | 『ドリーマーズ』ベルナルド・ベルトルッチ |
| 2010 | 『ふたりのヌーヴェルヴァーグ ゴダールとトリュフォー』 エマニュエル・ローラン |
| 2011 | 『ル・アーヴルの靴みがき』アキ・カウリスマキ |
| 2012 | 『カミーユ、恋はふたたび』ノエミ・ルヴォフスキー |
| 2016 | 『ルイ14世の死』アルベルト・セラ |
| 2017 | 『ライオンは今夜死ぬ』諏訪敦彦 |