視覚障がいのある方が映画を楽しめるよう、場面解説のナレーションや台詞を、イヤホンを通して利用者が聴くことができるサービス。目の不自由な方だけでなく、字幕に慣れていないお子さんや字幕を読むのに疲れを感じる高齢者の方などにも大変便利です。
東日本大震災による津波で壊滅的な被害を受けた岩手県陸前高田市は現在「ノーマライゼーションという言葉のいらないまち」をビジョンに掲げて新しいまちづくりへの道を歩んでいます。陸前高田市の復興支援をしている特定非営利活動法人陸前高田市支援連絡協議会AidTAKATAの協力で、陸前高田の子供たちがバリアフリー音声ガイドの声優を担当しました。子供たちは吹き替え初挑戦でしたが、みんな驚くほど上手で、中には、「将来、声優になりたい」という子も。学校って楽しい。大好きな先生や友達に会うのって楽しい。学校に通えて嬉しいというタイの子供たちの感情を、震災時に一時期学校へ通えなくなった子供たちだからこそリアリティをもって伝えてくれています。
現在、バリアフリー上映の多くは、オペレーターを派遣し、機材を持ち込み、FMラジオで音声を映像に同期させるシステム。しかしこの方法では、場所も上映日時が限定されてしまいます。そこで、『すれ違いのダイアリーズ』では、バリアフリー上映を全国いつでもどこでも利用できるようにするために生まれた新サービスUDcastを、ミニシアター作品として初めて導入しました。
iOS(iPodやiPhone)やAndroidのスマートフォン・タブレット等でご使用になれます。
iOS
Googleplay
UDCastトップページ:http://udcast.net/
上記サイトにデモ用コンテンツがありますので、ご自分の端末が使用できるかご確認ください。
(コンテンツのダウンロードがはじまります。10秒程度で終了します。)
あとはイヤホンを接続し、お待ちください。映画が始まると自動的に音声が流れます。
ご注意:映画館はネット接続環境が悪い場合がありますので、アプリのダウンロード(1〜3)まではご自宅で行っておくことをお勧めします。
ご利用の際は音漏れ・光漏れのないよう、他のお客様へのご配慮をお願いします。
Palabra株式会社 TEL: 0120-291-088
タイ映画『すれ違いのダイアリーズ』× 陸前高田市の子供たちバリアフリー音声ガイド制作プロジェクト
主催:配給会社ムヴィオラ
共催:陸前高田市、特定非営利活動法人 AidTAKATA
協力:陸前高田市教育委員会、横田小学校、横田中学校(旧)
音声ガイド制作協力:Palabra株式会社
現在、震災によって多数の映画館も被害を受け、映画を見る機会が減少せざるを得ない、東日本大震災被災地3県と熊本県の小中学校への映画の無料貸し出しを行います。*無料貸出しについては、配給会社ムヴィオラ(03-5366-1545)にお問い合わせください。